Maty Ezraty
Maty Ezratyは、長年にわたる実践に基づいたダイナミックな指導のスタイル、鋭い観察眼、深い知識で知られ、比類なく人々にインスピレーションを与える指導者です。
Matyはダンスを続けた後、20年代前半にヨガと出会いました。人生の意味、日々の苦しみから解放される感覚を求めていた彼女は、ヨガの中にマインドの静けさ、自信、そしてセンターに落ち着く力強い感覚を見出しました。
ロサンゼルスで暮らす中で、彼女は数々の世界の著名な指導者たちに出会い、彼らとともに学んできました。そこには、最も強い影響を与えた三人、(アイアンガー認定指導員の)Dona Holleman、Gabriella Giubilaro、そして(アシュタンガヨガ創始者)パタビ・ジョイスも含まれます。
1985年、Matyが指導とディレクターを務めていたCenter for Yoga in Los Angelesにパタビ・ジョイスが訪れた時、彼女は彼に出会いました。この出会いが、インド・マイソールへの何回もの旅を含む、学びと実践の長い道のりの始まりでした。Matyはいくつかの上級のシークエンスを修了した数少ない女性のひとりです。
近年、Matyはしばしばインド・プーネのアイアンガー・インスティテュートで学んでおり、ギータ・アイアンガー(BKSアイアンガーの娘)のクラスに参加する光栄な機会を得ました。アイアンガー・システムは彼女の実践と指導の堅固な支えとなっています。
Matyは1985年にヨガの指導を始め、1987年にYogaWorksをオープンしました。YogaWorksは初めての大型スタジオで、アイアンガーヨガ、アシュタンガヨガを含む様々なヨガのクラスを提供し、多くの世界的な指導者のワークショップを開催しました。このことはヨガ・コミュニティに多様性や活気のあるやりとりを生み出しました。
彼女は違った流派の伝統を統合しながら、一貫性のあるカリキュラムを作り出したいという欲求から、YogaWorksスタイルのクラスを作りました。これらのクラスはレベル毎に分けられ、アシュタンガヨガのヴィンヤサの概念、アイアンガー・システムの的確なインストラクションを受け継いでいます。クラスは安全で、プロップスを活用し、中心になるテーマをもっています。
YogaWorksは週に120本以上のクラスを、1日に700人以上の生徒に提供するまでに成長しました。Matyは16年にわたりティーチャートレーニングのプログラムを作成・監修し、アメリカを代表する講師たちを輩出しました。2004年にMatyはYogaWorksを売却しましたが、今も代表的なスタジオであり続けています。
アメリカにおけるヨガの進化の象徴的な存在であるMatyは、ヨガジャーナル誌で『イノベーター(革新家)』と呼ばれ、誌上でアーサナに関するコラムを2001年から2009年まで執筆しました。
アシュタンガとアイアンガーの伝統を学び続けたMatyの視点は、ユニークで包括的(ホリスティック)なものです。彼女は歓びに満ち、人を夢中にさせ、確固たるアプローチで知られ、指導者の指導者と評されます。
現在Matyは国際的にワークショップやリトリート、ティーチャートレーニングを行っています。ヴィパッサナ瞑想を学び、マサチューセッツのInsight Meditation Society、カリフォルニアのSpirit RockでJoseph Goldstein(※訳注:アメリカの著名な仏教学者、ヴィパッサナ瞑想指導者)のもとでも学びました。
今でも常に長年重ねてきた実践から触発され続け、ヨガの精神と瞑想への愛を全ての生徒に届けようと献身しています。